まりもっこり日和

本・漫画・映画のレビューと日々のつれづれ。

一人暮らしって意外とクリエイティブなのかもしれない。

今日から8月ですね。

7月始め、シェアハウスを出て一人暮らしを再開しようと決意。引越し目前にして「一体何から揃えればいい?」病に陥っています。

家電量販店の種類の多さ

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洗濯機だけでも数十種類、金額にして2〜20万。1つ選ぶのにも一苦労。

 

可能性は無限大⁈なインテリア

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家具を買おうと、インテリアショップに足を運べば、また迷子。

ナチュラル、キラキラ、スタイリッシュetc.ありとあらゆるテイストがあり、色も白黒ベースのシンプルなものからカラフルなものまで。

組み合わせの可能性は無限大とも思える空間で、また迷子。

 

今や電気会社も選べる時代

とりあえず電気・ガスetc.最低限のインフラ関係だけ契約しとこうと、ネットサーフィンをしてみると、電力自由化という時代の流れを知る。電力会社の比較サイトまで。

 【掲載数No.1】電気料金プラン比較表&料金シュミレーション

日々消費するエネルギーすら、自分で選択する時代。

一人暮らしって、意外とクリエイティブなのかもしれない。

シェアハウス暮らし3年半、「あるもので暮らす」に慣れてしまった私には、一人暮らしのあれこれがとても新鮮です。

 

結局、選べない私が、一人暮らしするにあたって、最初に買ったもの。

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ニトリのトイレブラシでした。

トイレブラシ ケース付き(LPMF) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット

水回りはキレイに保ちたい。

 

8月も始まり夏本番、少しずつ新生活を整えていきたいと思います。

 

 

 

仕事は人生の三割。

仕事は人生の三割

誤解を恐れずに言えば、人生の仕事の三割しかない仕事は「どうでもいいこと」です。仕事するうえでは、この「どうでもいいこと」だという認識が大切です。

ーーー出口治明『「働き方」の教科書 人生と仕事とお金の基本』新潮文庫, 2017年 P.76 L.11-12より引用 

「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫)

「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫)

 

ライフネット生命保険会長・出口治明氏の著書。

出口氏の仕事論には、いわゆる社畜と呼ばれるサラリーマンにとっては、目から鱗な発想がたくさん詰まっています。

 

その中の一つ、最も印象に残ったのが「仕事は人生の三割」思考。

「仕事が人生のすべて」思考の落とし穴

仕事は人生のすべて、という認識は誤りだ、と出口氏は語る。

「仕事が人生のすべて」と思うがゆえ、上司に睨まれたら終わりだと思い悩み、自分で自分を勝手に追い詰めてしまう。

また、周囲や周りの顔色を伺うようになり、合わない上司に無理やり合わせようとして、精神的に苦しくなる。

さらに、「仕事が人生のすべて」と思い続けていると、自分が上司になった時に仕事には趣味を持ち込むようになり、自分の美学や価値観を部下に押しつけるようになる。

「仕事が人生のすべて」思考は、結果として、誰も幸せにならない。

 

仕事は人生の三割、の功名

人生の三割しかない仕事は、どうでもいいこと。

そう割り切ることで、合わない上司に仕えることが「どうでもいいこと」に変わる。

たった三割、と思っていれば、仕事の人間関係で悩む必要がなくなる。

たった三割、と割り切れば、価値観や美学の押し付けではなく、合理性を重視できるーーー

「仕事が人生のすべて」という錯覚、価値観や美学の押し付けに、出口氏は警鐘を唱えている。

 

仕事に真摯に向き合うからこそ

仕事熱心な人ほど、「仕事は人生の三割」という割り切りは、難しいと思う。

仕事での評価が、自分という人間への評価、と直結させてしまう人も、少なからずいる。

しかし、仕事に真摯に向き合えばこそ、仕事とまるごとの自分とを混同しない、割り切りや、仕事では仕事のパフォーマンスを追求する姿勢が、大切なのかもしれない。

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職場での人間関係に疲れた方、仕事に悩む方にオススメの1冊です。

 

言葉の根っこにあるものを見る。

会社員の年2回の楽しみ!

ボーナス!!!

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ボーナスのプラスの相殺

人生プラマイゼロ、良いこともあれば、悪いこともある。上司の賞与査定面談。

今の上司は、良くも悪くも、昭和気質のサラリーマン、なおじいちゃん。

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「31にもなると、人格を変えるのは難しいかもしれんが…」

「そろそろ…とか、ご両親には、言われないのか?」

賞与査定面談と称しての、若干セクハラまじりで、仕事には一切関係ない、余計なお世話焼き。

「それ、他の女性社員に言ったら、完全アウトやで?」

面談の半分は、こういった失言が続きます。

言葉だけを捉えれば、明らかに失礼な発言。

でも、前後の文脈や日々のやりとりからすれば、言葉の根っこにあるものは、悪意ではないことがわかる。

 

見返りを求めるお世辞、慇懃無礼

一方で、言葉は丁寧だけど、その根っこに敬意がなかったり、悪意を孕んでいることもある。

たとえば、女性同士の会話。

「〇〇さんって、センス良いですよね〜」「××さんは、料理も上手で…」

互いにお世辞を言い合う背景に、「私を褒めて!」という自己顕示欲を垣間見ることもある。

また、仕事の打ち合わせにて。

丁寧な言葉でやりとりしつつも、メモを取らない、目線が泳いでいる等「この人、関心や敬意が相手に向いていないな」と思うこともある。

言葉の根っこにあるものを見る。

日々のコミュニケーションで、大切なことだと思います。

 

 

 

シェアハウスってどんなところ?

【シェアハウスは〇〇な場所!シェア歴3年半の雑感6つ】

◾︎出会いの場

 ①人と人

 ②異なる価値観や生活スタイル

 ③出会いから生まれるクリエイティブ

◾︎生活の場

 ④人間関係

 ⑤家事

 ⑥休息

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2014年2月からシェアハウス生活を始めて、早いもので3年半。これまで3軒、規模の違う(60人、30人、4〜6人)シェアハウスで生活をしてきました。

 

「シェアハウスって、実際どんな感じなの?」

蓋を開けてみないとわからない、シェアハウス生活。いち住民から見た「シェアハウスって、こんなところ」をまとめてみました。

 

◾︎出会いの場

①人と人

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家の中に、家族でも恋人でもない他人がいる。

シェアハウス生活は、赤の他人との共同生活。

必然的に、人との出会いは増えます。リアル・テラスハウス⁈で、恋に発展するケースも、家によってはある……かもしれません。

 

②異なる価値観や生活スタイル

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 ①の人との出会いの中で、異なる価値観や生活スタイルを目の当たりにします。

安定志向の会社員が、フリーランスで働く人たちに影響を受けたり、普段自炊しない人が、料理好きな人に感化されて自炊を始めたり。

自分とは違う価値観や生活スタイルを知り、刺激を受ける場所でもあります。

 

③出会いから生まれるクリエイティブ

②のいろんな価値観に刺激を受けて、シェアハウス内で起業!なんてケースも。

それを付加価値とした、コンセプトシェアハウス(英会話シェアハウス、起業家シェアハウスetc.)も、都心部を中心に増えつつあります。

 

◾︎生活の場

④人間関係

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シェアハウス生活は、赤の他人同士の共同生活。①〜③に書いた出会いの恩恵は、良好な人間関係あってこそ。人間関係なしに、シェアハウス生活は成立しません。

「おはよう」「今日暑いね〜」という気軽な挨拶や雑談から、「最近、元気ないけど、何かあった?」といった悩み相談etc.

日々のコミュニケーションの積み重ねが、シェアハウス生活ではとても大切です。

また、入居者間での不仲やトラブルetc.入居者同士では解決できない問題が起きることも。その場合は、自らうまく距離をとる、管理会社の助けを借りる等、対策が必要になってきます。

 

⑤家事

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①〜④では、シェアハウスならではの、赤の他人同士の共同生活の特色をご紹介しました。

しかし、シェアハウスは、あくまで家、生活の場所です。

自炊や自分の部屋の掃除・ごみ出しはもちろん、シェアハウスによっては、ごみ当番や掃除当番があることも。

物理的な家事負担は、一人暮らしに比べれば確実に減りますが、なくなるわけではありません。

 

⑥休息

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出会いの価値に重きをおくシェアハウスでは、ともすれば軽視されがちな点。

シェアハウスとは言えど、生活の場。日々の疲れを癒す場所でもあります。

それは、自分だけじゃなく、ともに暮らす、他の入居者も同じこと。

「疲れたから、ほっといてくれ」と思うこともあるし、そんな様子の他の入居者を見て「今日は疲れて休んでるね」とあえて触れない時もある。

羽根を休める家である、ということも、シェアハウスの大事な要素の一つです。

 

以上、いち住民の実感から、ご紹介しました。

シェアハウス、とはいえど、生活の場。

生活の場に、何を求めるか?

シェアハウスに興味のある人は、まずそこを考えるところから始めてみてもいいかもしれません。

 

 

気になる名画座*2017年8月

【名画座3大ニュース*2017年8月】

早稲田松竹ラシックスが熱い!

市原悦子の慈悲深い笑顔にきゅん。

③「誠実」ってなんですか?

 

夏本番!名画座2本立てのラインナップも豪華な2017年8月。その中から選んだ3大ニュースをご紹介します。

早稲田松竹ラシックスが熱い!

*7/29(土)〜8/4(金) セルゲイ・パラジャーノフ監督特集

2017/7/29〜8/4上映作品 | セルゲイ・パラジャーノフ監督特集『ざくろの色』/『火の馬』/『アシク・ケリブ』/『スラム砦の伝説』 | 早稲田松竹

ソ連時代の不朽の名作がスクリーンで蘇る…!

*8/5(土)〜8/11(金) ルキーノ・ヴィスコンティ監督特集

2017/8/5〜8/11上映作品 | ルキーノ・ヴィスコンティ監督特集『家族の肖像 デジタル完全修復版』/『若者のすべて デジタル完全修復版』 | 早稲田松竹

 

市原悦子の慈悲深い笑顔にきゅん。

*8/5(土)〜8/18(金) @飯田橋ギンレイホール

上映スケジュール | 飯田橋ギンレイホール

映画『しゃぼん玉』、名画座に登場!乃南アサのベストセラー小説の映画化。

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※画像は映画『しゃぼん玉』より引用。

市原悦子の慈悲深い笑顔にきゅん。

 

③「誠実」ってなんですか?

*8/24(木)〜8/26(土) @池袋新文芸坐

上映プログラム | 新文芸坐

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”信頼度確認”と称して、互いのスマホを見せ合い、知らなきゃよかった秘密が暴かれていくさまを描いた群像劇・映画『おとなの事情』 | 3月18日(土) 新宿シネマカリテほか全国順次公開!

病気でドクターストップを受け、国の援助を申請するも、煩雑なシステムや杓子定規な役所の対応に振り回される60間近の職人と、同じく役所をたらい回しにされるシングルマザーとの支え合いを描いた映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』公式サイトの2本立て。

「誠実」ってなんですか?

8月末、夏の終わりに殴り込みを仕掛けてくるような2作です。

 

酷暑にくたばる今年の夏、涼を求めつつ、ぜひ名画座に足を運んでみてはいかがでしょうか(*^^*)

 

「堕ちる」とき、人は、

映画「堕ちる」公式サイトf:id:marimoccoli:20170714193601j:image

32分の短編映画にして、2017年上半期トップ10には間違いなく入るであろう良作。

明日7月15日から、下北沢トリウッドにて公開。

下北沢トリウッド

 

あらすじはこちら↓

舞台は、群馬県桐生市
寡黙な中年の織物職人・耕平は、ひょんなきっかけで、地下アイドル・めめたんのライブに行くことに。

ステージで踊るめめたんを一目見た瞬間、恋に”堕ちる”耕平。
グッズを買い集め、足繁くライブに通い…と、次第にのめり込んでいく。
”堕ちる”先には、一体、何が待ち受けているのかーー

 

自分の心の一部が囚われていく、”堕ちる”人間の感覚

恋愛であれ、アイドルやバンドの追っかけであれ、何かに相当ハマったとしても、すぐに人生や性格が変わるわけではない。

耕平もまた、工場で疎まれながらも黙々と働き、帰宅して白タンクに短パン姿でプシュッと缶ビールを開ける、相変わらずの日常を送る。

しかし、めめたんを見る度に好きになり、心奪われていく。

出社時に聞くBGMがめめたんの曲になり、次第に、部屋に飾るめめたんのポスターが増えていく。

そうして「最近、耕平さん機嫌いいっすね」と側から見て取れる程にのめり込んでいく。

 

熱烈な恋に落ちたり、アイドルetc.に激しくハマったことがある人ならわかるであろう、変わらぬ日常の一方で、自分の心の一部が激しく揺さぶられ、囚われていく感覚。

”堕ちる”人間の変化の描写が見事です。

 

 32分で、ぐっと観客を引き込む本作。

恋に”堕ちる”人のみならず、そこまで何かに夢中になったことのない人にも面白い作品かと思います。

 

 

好きなものは好きでいいじゃない! そうはいかない。

好きなものを好きでいるために、大切なこと。

8年の下積み時代を経て、ブレイクを果たしたオードリー・若林正恭氏が、その当時の様子を綴ったコラム連載の書籍化。
過剰な自意識ゆえ、写真撮影さえも嫌がった社会人1年目(ブレイク当時)から、自意識を克服し、社会人としての世渡りや自己表現方法を習得、”卒業”するまでのプロセスが書かれています。

 

自分の趣味や感覚の押し引き
テレビの仕事を受け始めた頃、若林氏は一眼レフカメラを購入、ロケ地の写真を撮っていた。
ラジオの仕事の空き時間、写真のフォルダを整備していたところ、スタッフにそれがバレてしまう。
「これ写真展やりましょう!絶対、ウケますよ!」とのスタッフの発言を受け、『オードリー若林正恭 ぶってる写真展』を開催。

大盛況に終わるも、本人はウケ狙いのつもりは決してなく、裸で晒し者にされた気分を味わったという。

時と場合で、自分の趣味や感覚を押し引きする。
好きなものは好きでいいじゃない! そうはいかない。
好きなものを好きでいるために、自分の感覚に正直でいるために、場を選ぶことも重要だ。
ーーーP.152 L.4-6より引用

趣味が笑いの対象になってしまうこともある、と身をもって学んだ若林氏は、こう締めくくる。

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「自分らしく生きる」「自分に正直に」

そんなキャッチフレーズが、巷には溢れている。

私自身、上手に嘘がつけるタイプではないし、自分に正直に生きていたい、とは思う。

しかし、自分の中でそう思うことと、それを周りに発信することとは、全く別の話。

自分に正直に生きたいと願うからこそ、周りへの発信においては、自分の趣味や感覚の押し引きが重要。

そう割り切ることもサバイバル術の一つかなぁ、と思う今日この頃です。