まりもっこり日和

本・漫画・映画のレビューと日々のつれづれ。

自分が楽しいときは、自分がなくなるとき

 

 

地平線の相談

地平線の相談

 

 
TV Bros.』の対談連載の書籍化。
細野晴臣に、星野源が人生相談を持ちかける、という形で展開する対談集です。

音楽一筋の細野晴臣と、音楽家・俳優・文筆家とマルチな才能を発揮する星野源
過去に俳優をやってみて「”自分のミュージシャンとしての精神が破壊される”(P.96 L.2)から無理!」という細野晴臣に、星野源は同意しつつも、こう答えている。

映画でも音楽でも、自分が楽しくなれるときって、自分がなくなるときなんですよ

(P.96 L.13-14 星野源の発言より)

音楽は自分を表現していくもので、役者は別の人になる仕事だけど、結果は同じ「自我が消える」ってことだと気づいてからは、どちらも面白いと思えるようになりました

(P.97 L.1-5 星野源の発言より)

 

表現には、常に「自分」がつきまとう。

そう思っていた私には、目からウロコな発言でした。

 

自我が消える瞬間に、見えるものは何だろう。 

表現活動の最前線を行く2人の対談、とても興味深いです。