まりもっこり日和

本・漫画・映画のレビューと日々のつれづれ。

好きなものは好きでいいじゃない! そうはいかない。

好きなものを好きでいるために、大切なこと。

8年の下積み時代を経て、ブレイクを果たしたオードリー・若林正恭氏が、その当時の様子を綴ったコラム連載の書籍化。
過剰な自意識ゆえ、写真撮影さえも嫌がった社会人1年目(ブレイク当時)から、自意識を克服し、社会人としての世渡りや自己表現方法を習得、”卒業”するまでのプロセスが書かれています。

 

自分の趣味や感覚の押し引き
テレビの仕事を受け始めた頃、若林氏は一眼レフカメラを購入、ロケ地の写真を撮っていた。
ラジオの仕事の空き時間、写真のフォルダを整備していたところ、スタッフにそれがバレてしまう。
「これ写真展やりましょう!絶対、ウケますよ!」とのスタッフの発言を受け、『オードリー若林正恭 ぶってる写真展』を開催。

大盛況に終わるも、本人はウケ狙いのつもりは決してなく、裸で晒し者にされた気分を味わったという。

時と場合で、自分の趣味や感覚を押し引きする。
好きなものは好きでいいじゃない! そうはいかない。
好きなものを好きでいるために、自分の感覚に正直でいるために、場を選ぶことも重要だ。
ーーーP.152 L.4-6より引用

趣味が笑いの対象になってしまうこともある、と身をもって学んだ若林氏は、こう締めくくる。

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「自分らしく生きる」「自分に正直に」

そんなキャッチフレーズが、巷には溢れている。

私自身、上手に嘘がつけるタイプではないし、自分に正直に生きていたい、とは思う。

しかし、自分の中でそう思うことと、それを周りに発信することとは、全く別の話。

自分に正直に生きたいと願うからこそ、周りへの発信においては、自分の趣味や感覚の押し引きが重要。

そう割り切ることもサバイバル術の一つかなぁ、と思う今日この頃です。