まりもっこり日和

本・漫画・映画のレビューと日々のつれづれ。

あえて、一番便利な部位を切り落とす。

25歳の頃の僕は、自分を進化させるため、思い切って一番便利な部位を切り落としてみることにした。
テレビだ。

ーーー西野亮廣魔法のコンパス 道なき道の歩き方』主婦と生活者, 2017年 P.33

 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

お笑い芸人でありながら、3冊の絵本執筆、ソロトークライブや舞台の脚本執筆を手がけ、幅広い分野で活動する、キングコング西野亮廣氏の本。

 

はねるのトびら』で見た限界

芸歴1年目、全国オーディションを勝ち抜いて『はねるのトびら』出演、番組のゴールデンタイム進出を果たし、人気タレントの仲間入りをした西野氏。

しかし、「スターにはなっていなかった」と、当時を振り返る。

上には、ダウンタウンさんやタモリさんやたけしさんや明石家さんまさんが、以前と変わらずにいた。

世界は驚くほど変わらなかったのだ。

ーーー同書 P.42

 

諦めの悪い男の決断

「それでも、スターになりたい」西野氏は、ここで驚くべき行動に出る。

レギュラー番組以外のテレビの仕事を全部やめる、と宣言したのだ。

売れ始めた、絶好のタイミングだからこその、決断。西野氏はこの決断について、こう振り返る。

レギュラー番組以外の仕事を全部やめることは、腕を切り落とすような強引なやり方だけれど、そのことによって、身体のどこかが極端に進化すれば、希望の光がさすのではないか。(中略)

そうでもしないと、何者にもならないまま死んでしまうという焦りがあった。

ーーー同書 P.48

 

お家芸が通用しない。そんな時は、

その後、西野氏は絵を描き始める。ここから少しずつ、テレビ以外での独自の活動を展開していく。

お家芸が通用しない。そんな時は、あえて、それを捨ててみる。

極端なやり方だけど、何かしらの突破口を開く原動力にはなるかもしれない。

西野氏のこの決断から、そんなことを考えました。