まりもっこり日和

映画、読書、料理、時々日常。日々の暮らしを丁寧に。

2つの時間軸を生きる。

発酵させる生き方。

ゆっくりゆっくり発酵していくような向き合い方で、体や食や命を探求したい

島根県知夫里島で、地域おこし協力隊として活動する足もみ師・村元聡美さんにお会いした。

微生物の力を利用して、味噌や納豆などをつくりだす発酵技術

そこには、「環境の力を借りること」、そして「熟成するまで待つこと」が含まれている。

物事の流れを、そして自分自身を信頼して、ゆっくり本質に近づいていく。

そんな生き方がしたい、と、さとみさんは話してくれた。

発酵させる生き方。

さとみさんの言葉が、印象深く心に残った。

 

時速120kmの日々。

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「発酵させる生き方」が、なぜ心に引っかかったのか。

それは、発酵、すなわち「環境の力を借りること」、「熟成するまで待つこと」が、私の今の生活とかけ離れていたから。

9月に会社員生活を再開した。

時速50kmで、のんびり安全運転しかできない私が、時速120kmがデフォルトな環境に飛び込んでしまった。

元々、仕事を覚えるのも新しい人間関係に馴染むのも時間がかかる私は、そのスピード感に面喰らった。

がしかし、面喰らっている場合ではなかった。

これが会社のスピードだから、ついていくしかない。

時速50kmがデフォだから、なんてマイルールが通用するわけもなく、アクセルをぐっと踏み込んで、何とか80kmまで加速するも、追いつかず。

人間関係での気遣いに加え、仕事がなかなか覚えられない焦りと持ち帰り仕事で、夜も眠れず、不安と緊張、焦燥感の中で働いていた。

新しい職場、業務、人間関係、生活リズム……ありとあらゆることに関して「早く、早く」と急いでいた。

 

2つの時間軸を持つ。

入社して1ヶ月、やっとこさ業務を覚え、生活リズムが少しずつ整ってきた今。

「全てにおいて、時速120kmで突っ走る必要はないのでは?」

と思い始めた。

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時間をかけて、熟成させていくものもある。

たとえば、人間関係。

一朝一夕で、新しいコミュニティーに馴染むのは難しい。

少なくとも、これまで私は、時間をかけて、少しずつ組織に順応してきた。

急いで仲良くなる必要はない。

共に仕事をする中で、時間をかけて、少しずつ信頼関係を育んでいけばいい。

 

時速120kmで突っ走りながら、熟すのを待つ。

2つの時間軸で生きられたら、ピリピリした戦闘モードな毎日から、抜け出せそうな気がします。