まりもっこり日和

本・漫画・映画のレビューと日々のつれづれ。

押してダメなら引いてみろ。

「押してダメなら引いてみろ。人に合わせた指導をしているだけです」

知人の営業マンの方々との飲み会で聞いた、興味深いお話。

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新卒入社10年目、30代前半で管理職まで上り詰めた、トップ営業マンA部長と、A部長の部下、中途入社4年目・30代半ばでコンスタントに上位の成績を残すB課長。

 

B課長は、年上の部下・Cさんのマネジメントに手を焼いているとのこと。

Cさんは、40代後半・中途入社14年目の古株社員。

経験もノウハウも持つが、とにかくフットワークが重い。また、社歴が長いゆえ、社内の新しい制度やシステムへの順応が遅く、愚痴が多いという。

 

B課長は、Cさんと新卒社員2人を含む、6人のチームを管理する立場。

社歴も経験も上、年上の部下のCさんに細々と言うことで、チームの雰囲気を壊したくない。

Cさんの面子を保たねば、さらに状況は悪化してしまう。

「Cさんに言いたいことが10あるとして、2も言えてないですよ。ストレスは溜まりますが、まぁそれも仕事ですよね」とB課長は言う。

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「Cさんについて、A部長はどうお考えですか?」と尋ねたところ、A部長はこう言った。

Cさんに対しては、あえてあまり言わないようにしています。Cさんの特性を踏まえて、役員に相談の上での、私の判断です」

A部長のお話は続く。

 「Cさんは、ガミガミ言われるのが嫌いな人なんです。今まで、部長・課長から細かい指示を受け続けてきて、かえって意固地になってしまっている。押してダメなら引いてみろ。Cさんは、自分の好きなことなら動く人。今年は試しに野放しにしてみて、成果が出なければまた考えます」

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*画像はできない人も少しはいたほうがいいのはなぜか | プレジデントオンライン | PRESIDENT Onlineより引用

「2:6:2」に分かれる「働きアリの法則」。

 動物行動学の観点からも、あまり働かない人たちが出るのは、致し方ないことなのかもしれない。

しかし、その2割の人たちに、いかに気持ち良く、少しでも多く、動いてもらうか?が、マネジメントの工夫なのかなと思う。

 

働きアリたる自分には見えない、組織の上に立つ方々のお話。

人を動かすってすごいなぁ、と改めて思った夜でした。